まるふくの登山日記

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zoom RSS エヴェレスト神々の山嶺観ました

<<   作成日時 : 2017/03/11 11:50   >>

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阿部寛と岡田准一主演の映画エヴェレストをようやく観ました。夢枕獏の原作は10年以上前に夢中になって読みましたし、谷口ジローの漫画版も何度も読み返しています。それだけにかなり期待もしていましたが、あまり評判が良くないようだったので心配でもありました。

感想としてはそれなりに楽しめたものの、消化不良のような物足りなさが残った作品だなと思いました。せっかくの現地ロケや豪華キャストが活きていないようにも感じました。

最も良くなかった点は、原作でずっと根底にあったはずの「マロリーはエヴェレストに登頂できたのか」という謎が蔑ろにされていたことです。古道具屋で深町が古いコダックのカメラを見つけ、それを巡ってストーリーが続いていくはずが、映画では途中の展開に全く活かされていません。最後にフィルムがどうなったかすら描かれていませんでした。

また深町がエヴェレストの山頂に立つシーンもありませんでした。これが物語の一つのピークであるはずなのに、山頂手前のシーンからいきなりベースキャンプに降りて来たシーンに切り替わってしまっているのは残念です。流石に山頂での撮影は無理だったのでしょうが、セットとCGでもいいから登頂するところは入れるべきでした。

主演の2人は良い演技をしていたと思います。ただし岡田准一は深町のイメージとはちょっと違うと感じました。あと伝説のクライマーを佐々木蔵之介が演じているのですが、全然合ってないと思いました。好きな俳優さんだけに残念だと思いました。シェルパ役の方もなんか弱々しい感じで変でしたし、キャスティングもあまり上手くいっていないと思いました。

私は原作に忠実な映画が必ずしも良いとは思いません。敢えて違うエッセンスを加えるのも、素晴らしい作品の為に必要だったりもするでしょう。ただ原作があって、それを素晴らしいと思ったのであれば、是非根幹となる部分は尊重して欲しいものです。この作品にはそこがあまり感じられませんでした。

夢枕獏の神々の山嶺は映画化不可能と言われる程の小説でしたが、やはりちょっと無理があったようにも思います。2時間では数多いエピソードを省かざるを得ないし、それだとストーリーがスムーズにいきません。またエヴェレスト登頂のシーンがないととても成立しないと思います。

ほぼ同時期にエヴェレストツアー登山で大量遭難した事件を描いたエベレストという映画も公開されています。こちらは映像の美しさ、迫力が格段に上ですし、ドラマとしてもしっかり描かれています。比べてしまうと、エヴェレスト神々の山嶺はかなり見劣りしてしまう映画でした。




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